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投資信託

投資信託って?
利益がでやすい
仕組みとは

  • #長期投資
  • #積立投資
  • #資産運用

投資信託とは、投資の専門家に運用をお任せできる金融商品のため、投資初心者や、仕事が忙しくて投資についてゆっくり考えている時間がない方に向いています。今回は投資信託とは何か?利益がでる仕組みや、メリット・デメリットについて解説しています。

投資のリスクを抑える「長期投資・積立投資・分散投資」

投資は始めてみたいけれどリスクが怖いという方も多いのではないでしょうか?
確かに投資信託をはじめとした投資は、資産は増やせるかもしれませんが、元本割れするリスクをゼロにすることができません。しかし「長期投資・積立投資・分散投資」という資産運用の王道の投資手法を活用することで、元本割れするリスクを減らすことができます。
投資のリスクを減らす、「長期投資・積立投資・分散投資」について1つずつ解説します。

(1)長期投資とは

投資が難しいのは、景気や市場環境など、さまざまな要因で商品の価格が上がったり下がったりすることでしょう。将来の価格を予測するのは非常に難しいものです。
しかし投資は、短期間で売買を行うのではなく長期間継続して持ち続けることで、収益が安定しやすい傾向にあります。また、利益が利益を生む「複利効果」も期待できます。

保有期間別の投資収益率

  • 保有期間:1年
  • 保有期間:5年
  • 保有期間:10年

※7資産:国内株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券・海外リートを均等配分
上記グラフは、分散投資の効果の例を提供する目的で、代表的なインデックスをもとに過去の成果を示したものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。また、税金・手数料等を考慮しておりません。

(2)積立投資とは

積立投資は「ドル・コスト平均法」を活用します。言葉は難しく聞こえますが仕組みはとても簡単で、毎月1万円、2万円など、投資商品を定期的に一定額購入する方法です。
価格が上下する投資商品を定期的に一定額購入して、「購入時期を分散させる」ことで価格を平準化させることができます。
以下の表は、値動きする投資信託を、毎月「定額購入」した場合と、「定量購入」した場合で比較をしています。毎月10口ずつ購入するよりも、毎月1万円ずつ購入したほうが、平均購入価格が下がっていることがわかります。

積立投資を活用すればまとまった資金がなくても、時間をかけて少しずつ資産を増やせますね!

(3)分散投資とは

投資の格言に「卵をひとつのカゴに盛るな」というものがあります。
1つのカゴに全部の卵を入れた場合、もし落としてしまったら全ての卵が割れてしまうかもしれません。しかし例えばカゴを分けてそれぞれ運べば、1つのカゴを落としても残りのカゴの中の卵が割れずにすみます。
投資では、このカゴを金融商品に置き換えます。例えばまとまったお金を、1つの金融商品に投資してしまうと、下落したときに大きな影響を受ける可能性があります。しかし仮に値動きの特徴が異なる金融商品に分けて投資をすれば、そのうち1つで損失が発生しても損失はある程度抑えられ、うまくいけば残りの商品で損失をカバーできる可能性があります。

ここまでは投資のリスクを抑える「長期投資・積立投資・分散投資」について解説してきました。これらをふまえ、ここからは投資信託の仕組みやメリット・デメリットを解説します。

投資信託とは

お客さまから集めたお金の運用を、投資の専門家にお任せできる金融商品です。
私たちに代わって専門家が高度な市場分析に基づいて分散投資をしてくれます。
投資は分散投資でリスクを抑えられると言っても、投資初心者にとっては、1つの投資商品を選ぶだけでも難しく感じるでしょう。
そこで、販売会社である銀行や証券会社のアドバイスを受けながら自分に合った投資信託をお選びいただけます。

これまで投資をしたことないけれど、投資の専門家にお任せできるなら、私でも始められそう

投資信託の仕組み

投資信託の販売は銀行や証券会社が窓口となっています。
お客さま(投資家)は、投資信託を購入することで資金を預ける形となり、販売会社が集めた資金は信託銀行が管理・保管します。
次にこれらの資金を、信託銀行が投資信託会社の運用指図に基づいて投資。運用で利益が出た場合、最終的にお客さま(投資家)に還元されるという仕組みです。

さまざまな金融機関が間に入って投資信託の仕組みを支えているんですね

投資信託のメリット

投資信託のメリットは主に以下の4つです。

1.投資の専門家に運用を任せられる

自分で投資商品を選ぶことが難しい投資初心者や、忙しくて投資商品をじっくり選ぶ時間がない人でも専門家に運用を任せられます。

2.分散投資の効果が働いている

投資は値動きの特徴が異なる商品で運用する分散投資が有効と言っても、投資に慣れていない方は、1つの投資商品を理解するだけでも大変かもしれません。
しかし投資信託は専門家が分散投資をしているため、1つの投資信託を選ぶだけでもある程度の分散投資の効果が働きます。

3.少額投資が可能

投資信託は少額でスタートできます。金融機関によっては100円や1,000円から始められるプランもあります。

4.自分にあった商品を選べる

投資信託には、様々なタイプの商品があり、投資の目的やリスクの許容度など、自分のスタイルに合った商品を選ぶことができます。

投資信託のデメリット

投資信託のデメリットは主に以下の2つです。

1.元本割れするリスクがある

投資信託のデメリットは、元本割れする可能性がある点です。投資信託で「長期投資・積立投資・分散投資」をした場合でも、元本割れリスクをゼロにすることはできません。
しかし投資信託は長期間運用するほど価格の振れ幅が小さくなり、リターンが安定する傾向があるため、長期的な視点で運用成果を追っていくことが必要です。

投資信託は元本割れすることもあるので、長期的な視点で見ていく必要がありますね。

2.手数料等がかかる

投資信託は信託報酬という手数料が必ずかかります。また商品によっては販売手数料や、信託財産留保額といった手数料等もかかります。手数料が低い商品が良いとは限りませんが、購入前にどれくらいの手数料がかかるか、確認しておきましょう。

まとめ

投資信託とは、投資の専門家である投資信託会社が運用をして、得た利益をお客さまに還元する投資商品です。
投資信託は分散投資を投資の専門家にお任せできるうえ、長期間、定期的に一定額を投資することで、「長期投資・積立投資」の効果も加わるため、投資リスクを抑えた運用ができます。 投資初心者や、投資についてゆっくり考える時間がない方は、まずは投資信託から検討してみると良いでしょう。

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