初級

貯蓄と投資
みんなどれくらい
貯めているの?
同世代がいくら貯めているのか、気になる方も多いのでは?でも、身近な人でも聞きにくいデリケートな話題。「わが家の貯蓄は十分?それとも少ない?」とモヤモヤしてしまいます。
そこで今回は、年代別の貯蓄額をリサーチ。さらに「お金が貯まらない……」とお悩みの方に、おすすめの方法も紹介します。
※貯蓄には預貯蓄だけではなく、株式や投資信託などの有価証券、積立型の生命保険なども含みます。
20代~70代の年代別、平均貯蓄額は?
各ご家庭では、いったいどれくらい貯めているのでしょうか?全年代と年代別、それぞれ見てみましょう。
(1)全年代の貯蓄額
まずは全年代の平均から。金融広報中央委員会の調べによれば、2022年の2人以上世帯の平均貯蓄額は「1,291万円」(※1)です。
平均と聞くと“真ん中”というイメージですが、実はそうではありません。極端に高い金額(もしくは低い金額)に引っ張られて、真ん中からずれがちです。
そこで使われるのが「中央値」。これは、データの数値を小さい順に並べたとき、ちょうど“真ん中”にくる値です。
例えば、先ほど平均値だと「1,291万円」でしたが、中央値だと「400万円」。つまり実際は、貯蓄額が400万円ぐらいの世帯が多いということです。なお単身世帯の場合、平均値は871万円、中央値は100万円(※2)です。
(※1)金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2022年」 (二人以上世帯調査)より
(※2)金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2022年」(単身世帯調査)
(2)年代別の貯蓄額
貯蓄額を世帯主の年代別に分けると、次のようになります(※3)。
平均値
単身 | 2人以上世帯 | |
---|---|---|
20代 | 176万円 | 214万円 |
30代 | 494万円 | 526万円 |
40代 | 657万円 | 825万円 |
50代 | 1048万円 | 1253万円 |
60代 | 1338万円 | 1819万円 |
70代 | 1433万円 | 1905万円 |
中央値
単身 | 2人以上世帯 | |
---|---|---|
20代 | 20万円 | 44万円 |
30代 | 75万円 | 200万円 |
40代 | 53万円 | 250万円 |
50代 | 53万円 | 350万円 |
60代 | 300万円 | 700万円 |
70代 | 485万円 | 800万円 |
(※3)
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和4年調査結果」
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和4年調査果」より
年代別のデータも、「平均値は高め・中央値は低め」です。より実態に近いのは中央値といえます。まずは中央値を目安として、その後は平均値を目指してみるのが良いかもしれません。
まとまったお金が必要になる
「ライフイベント費用」
人生において、特にお金がかかるライフイベントが「結婚費用」「教育資金」「住宅購入費用」の3つ。
人生のライフイベント費用
-
約371万円
-
約766万円
(全て国公立)約2,228万円
(全て私立) -
約3,605万円
(建売住宅)約4,529万円
(マンション)
しかも、これ以外に、出産費用やマイカー購入費、介護費用、そして老後のための資金など、さまざまなお金が必要です。
また、別記事「人生100年時代、必要な金額はいくら?」でも紹介しているように、老後資金については、夫婦で2,000〜3,000万円必要だと言われています。何千万円というお金は、急に貯まるものではありません。計画的にお金を増やしていくことが大切です。

無理なく貯蓄を増やすには?
貯蓄が大事なのは分かっているけれど、なかなか貯まらない……そんな方におすすめの方法を3つ紹介します。
(1)無駄な「固定費」をなくす
シンプルな図式でいえば、「入ってくるお金―使うお金」が、貯蓄に回せるお金です。つい無駄な出費をしていませんか?特に注目したいのが、毎月決まって必要になる「固定費」です。
例えば、使っていないカードの年会費や、あまり通っていないスポーツクラブの月会費。こうした無駄をなくせば、貯蓄に回せるお金が増えるはずです。
(2)積立定期預金
無理なく貯蓄するために、“自動的に貯まる仕組み”を活用してみてはいかがでしょうか?例えばおすすめは「積立定期預金」です。
口座を決めておけば、毎月決まった日に、決まった金額が自動で積み立てられます。「手元にお金があると、つい使ってしまう」という方にぴったりです。
(3)積立投資
貯めたお金を運用して、「元手を増やす」ことも1つの手段。その代表例は「積立投資」。投資信託などの商品を、毎月コツコツと定額で購入するものです。
積立投資の魅力は、少額から始められること。「投資は気になるけど、まとまったお金がないので不安」という、資産運用の初心者にぴったりです。また、税制優遇制度である「NISA」や「iDeCo」を利用するのもおすすめです。

まとめ
人生で必要になるお金は人それぞれ。でも、いざというときに焦らずにすむよう、貯めておくに越したことはありません。
南都銀行の自動つみたて定期預金は、毎月2,000円から気軽に積み立てることができる商品。「NISA」「iDeCo」などは、税制優遇措置もあってお得です。まずはお気軽にご相談ください。
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