CAREER

キャリア紹介

営業店と本部、双方の視点を持ち、
南都銀行の成長に寄与する

佐々井 豊
法人ソリューション部(部長)
1994年入行
1994年4月〜2010年3月

営業店

1年目は現金管理を行う出納業務、2年目は窓口・後方事務、3年目は個人ローン業務、4年目からは外回りの個人営業に携わりました。その後、別の支店に移り、法人営業を担当することに。最初はお客さまからの信頼が得られず苦労しましたが、上司や先輩の指導と自己研鑽もあって成果が出始めると、だんだんと仕事が楽しくなっていきました。銀行業務がお客さまに役に立つ仕事だということを、改めて認識した時期です。着実に実績を重ね、大阪北部エリアに進出するための第一号店の開設メンバーに、最年少で抜擢されました。新規開拓を推し進めるなか、役席に昇格し、プレイングマネージャーとして充実した日々を送っていましたが、開設から3年経過した頃、リーマンショックの影響でお客さまの業績が急激に悪化。資金繰り対応や経営改善支援に奔走しました。

2010年4月〜2019年5月

本店営業部/営業店/営業サポート部/営業店

本店営業部にて、融資課の役席を担当し、経営不振に陥っている取引先を担当するチームの管理を行いました。新規開拓中心の大阪での業務から大きな方向転換でしたが、前店で培った不況下における経営改善支援の経験やファイナンス手法が活きました。その後、営業店を経て営業サポート部の配属に。初めての本部勤務です。これまでは本部の方針や指示に基づき動いていましたが、逆の立場になって、仕組づくりや環境整備で組織を動かすことの難しさを痛感しました。そして、2017年6月からは再び営業店に戻り、支店長として、大阪北部エリアの新店舗開設を任されました。同エリアではまだまだ知名度の低い私たちは苦戦を強いられましたが、支店メンバーとお客さまに恵まれ、開設1期目で業績表彰を受けることができました。

2019年6月〜現在

経営企画部/法人ソリューション部

結局、支店長として支店を率いたのはわずか2年間で、2017年6月に経営企画部に移りました。本部経験はあったものの、営業部門の業務とはまったく異なり、最初は戸惑いました。加えてその頃、当行では外部コンサルタントを入れ、全本部挙げて期間10年間の経営計画の策定に取り組んでおり、その中心的な役割を担う企画グループのユニット長に就任しました。翌年には副部長に昇格し、より広い領域の業務をマネージメントすることに。さらに2022年4月、法人ソリューション部に異動し、部長として営業戦略の策定や強化施策の実行に取り組みました。ストラクチャードファイナンス室を新設し、地域の法人のお客さまの企業価値向上に向けた課題解決を支援できる体制、地域外のストラクチャードファイナンスの取り込み強化が図れる体制を構築したのは、その一例です。

Future career vision

今後のキャリアビジョン

ここ数年、本部で仕事をしてきましたが、できれば現場(営業店)に戻り、本部の方針や指示がどのように機能しているのかを改めて体感したうえで、顧客満足と当行グループの収益の最大化に向けた取り組みを、自らが最前線で実践したいと考えています。一方で、営業部門と対局的な立ち位置となる審査・リスク管理・コンプラ・監査等の分野において、より正しい営業活動ができるような牽制役を担ってみたい、という気持ちもあります。今後どんなポジションに就くかわかりませんが、いずれにしても、地域やお客さまの発展に貢献するとともに、私たち社員全員が楽しく成長できる当行グループであり続けるためのチャレンジをしていきたいと思います。

仕事と家庭を両立しながらキャリアを積み、
ロールモデルとなる

上杦 茉莉子
営業店(課長)
2004年入行
2004年4月~2011年3月

営業店

最初に配属された支店では、窓口の手続をサポートする後方事務を経験したのちに、普通預金の入出金や振込、税金の支払いから、新規の口座開設、各種変更の手続までを行う窓口事務を担当しました。その後は、個人のお客さまに対して、お客さま一人ひとりのライフプランに寄り添い、ライフステージに合った資産形成の提案に携わりました。入行して感じたことは、銀行員ほど一日のうちで多種多様なお客さまと対話する仕事はない、ということです。もともと私は人と話すことが好きなタイプだったので、楽しくやりがいをもって仕事に向き合うことができました。また、2カ店では、銀行業務を知らない若手行員向けの研修の講師を務めることに。当時の教え子たちが成長し、様々なポジションで活躍している様子を見たり聞いたりすると、誇らしい気持ちになります。

2011年4月〜2020年11月

個人営業部/プライベートバンキング部
(現:資産コンサルティング部)

8年目の2011年4月、営業店を離れ、本部の個人営業部に配属されました。各営業店の個人営業担当者の育成に加え、帯同訪問による資産運用、さらには法人オーナーに対する資産承継、相続、不動産活用の提案が、主な業務となりました。本部行員として、お客さまへの総合的かつ的確なアドバイスが必須となるため、ファイナンシャルプランニング技能士1級の資格を取得。専門知識を武器に、より自信をもって営業活動を行うことができるようになりました。証券ビジネスおよび相続ビジネスを強化するために設置されたプライベートバンキング部に異動した際も、その知識が大いに活かされました。また、私は産休・育休を二度取得したのですが、南都銀行はサポート体制が充実し、同じ境遇の行員との情報共有もできることから、安心して働き続けられます。

2020年11月~現在

営業店

4カ店目の営業店では、個人営業担当として資産運用の提案を行いました。地域柄、法人オーナーや大企業の役員の方とお話する機会が多く、お客さまから教えていただいたことが自分の人生の糧となっています。チャンスにも恵まれ管理職になれたのですが、昇格後すぐに娘の難病が発覚。約1か月の付き添い入院が必要となり、退職も視野に入れて当時の上司に相談したところ、「休みの間は他のメンバーでサポートするから心配ない。プライベートで心配事があったらいい仕事はできないよ」とアドバイスしてもらいました。その後は娘の経過もよく、無事に職場復帰できたのですが、南都銀行には行員一人ひとりを大切にする風土があると、改めて思いました。今はチームをまとめながら成果を出すリーダーとして、部下の成長支援に大きなやりがいを感じています。

Future career vision

今後のキャリアビジョン

銀行員は共感力やコミュニケーション能力が特に重視される職種であり、近年、南都銀行では女性管理職の割合が高くなってきています。私自身、仕事と家庭を両立しながらキャリアを積む女性支店長と一緒に働いた経験から、「私も支店長に挑戦してみたい!」という気持ちが芽生えました。結婚や出産、介護等のライフイベントがあっても、柔軟な働き方を支援する制度を活用しながら、決してキャリアをあきらめる必要はないと、皆さんに伝えたいと思います。そのためにも、家族や同僚の助けを借りながらではありますが、私がロールモデルとなってリーダーシップを発揮し、タイムパフォーマンスを意識しながら充実した日々を過ごしていきます。