周囲の優しさに触れた、
初の単独ローラー体験

あれは入行1年目の初冬のこと。“ボーナスローラー”といって、ボーナス時期に担当エリアのお宅をアポイントなしで訪問して回る営業活動に、初めて一人で出してもらえることになりました。冬本番を思わせる天候でしたが、担当エリアのお客さまは皆温かく、訪問する家ごとに逆にお声をかけてくださり、ついつい話が長引くほど。あるお宅では、「もうじき結びの一番や。見ていき」と、テレビでの相撲観戦まで勧められ、さすがに辞退したものの話は大いに弾みました。それやこれやで時間がかかり、あまりにも帰店が遅いのを心配した上司が、わざわざ単車で探しにきてくれました。寒い時期のボーナスローラーでしたが、お客さまと上司の優しさに、心はほっこり温かくなりました。